時は戦国、山深い大木村に、「巫女姫」と呼ばれる少女がいた。年は十九、小夜(さや)という。風を操る不思議な力を持っていたが、その力は村内だけの秘密とされていた。
ある日小夜は山の中、峠へ向かう道で、負傷した敵兵をみつけるが…
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(1991年秋執筆、2003.7.7更新開始2004.3.31更新終了)
前編更新時のエピソード集
小夜の妹信乃(しの)は、大木村から南西の方角にある玉来村にたどりついた。意識不明のまま、玉来村の長、由良藤吾の息子藤吉郎と、その村に常駐する巫女・橘に助けられる。
やがて意識を取り戻した信乃は、大木村の村民が領国内各所に逃げ延び、大木村が許可なく立ち入りできなくなったことを知る。
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(2008年1月23日〜2008年10月15日連載)
堀川成美ブログ・小説更新日記・中編分抜粋
大木村から帰った信乃は、現実をみつめ、とりあえずは「気封じの玉」に力が封じられなくても、なんとか力を制御できるようにと、かつて姉が修行時代に習っていた剣を習おうと思い立つ。
年が明け、巫女・橘に相談すると、藤吉郎に相談せよというが、藤吉郎には「女人に剣は不要」と言われた。
一方、由良家恒例の正月の席で、信乃は由良藤吾と橘に、「言い交わした男」の存在を問われ、いいなずけがいたことを明かすが、そのことをきいて藤吉郎は激しく動揺する。
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